投資家なら知っておくべき不動産投資3種類

不動産投資家が知っておくべき専門用語として、商業用不動産、住宅用不動産、未開墾地、新築物件、不動産クラウドファンディング、REIT(リート)などが挙げられます。また、どんな不動産に投資する場合でも、それぞれの種類によって考慮すべきメリットとデメリットがあります。ここでは、不動産投資の種類について詳しく見ていきましょう。

  1. 住宅用不動産

住宅用不動産といっても、さまざまな種類の賃貸物件がありますが、一般的に一戸建てが最も多いとされています。通常の一戸建てのほかにも、二世帯住宅、マンションを含む集合住宅、別荘なども住宅用不動産に含まれます。多くの投資家が住宅用不動産を選ぶ理由は、安定した収益を得やすいからです。もちろん、住宅用不動産投資にもいくつかのアプローチがあり、またマーケット間の競争の度合いも異なるため、ある投資家にとってはうまくいっても、別の投資家にとってはうまくいかないこともあります。そのため、住宅用不動産に関しては、正しい出口戦略とマーケットを選ぶことがとても大切です。

住宅用不動産の出口戦略として最も頻繁に利用されるのは、ホールセールやリフォーム物件、賃貸収入を確実に得られる物件を購入するという投資方法です。投資家はまず、包括的な市場調査を行い、どの戦略がその立地において最も効果的かを判断しなければなりません。

住宅用不動産投資は、正しく実行さえすれば、利益を確実に生み出すことができます。この理由は、住宅用不動産が安定したキャッシュフローをもたらすため、そしてさまざまな税制上の優遇措置の恩恵を受けられるためです。

  1. 商業用不動産

産業用、オフィス用、小売用、ホテル用など、多様な用途に使われる物件は、投資対象として非常に優れた商業用不動産です。商業用不動産への投資は、地域社会の発展に貢献したい投資家にとっては絶好の機会となるかもしれません。

商業用不動産がすばらしい投資先だと見なされる主な理由のひとつは、より高いキャッシュフローが得られる可能性があるためです。商業施設というのは、他の種類の不動産に比較してみると、収益のチャンスがより大きく、リース期間がより長く、空室率がより低いものです。DYLの共同設立者ジェームズ・エンジェル氏は、「商業用不動産には、倉庫、ストック、洗車場、その他来客からとる利益など、特別な資産が含まれる。たとえば、洗車場にあるコイン式掃除機など、手数料やその他サービスから得た収入は、通常、産業用不動産の収益に含まれ、これは不動産オーナーが投資収益率を改善するのに役立つことがある」と述べています。また、商業施設を購入することは住宅を購入するよりもはるかに困難であるため、商業用不動産投資家はよりライバルの少ない競争から大きな利益を得ることができるでしょう。

  1. 未開墾物件・新築物件

上記のほかに、不動産投資家が検討すべき投資先としては、未開墾地と新築物件という2つが挙げられます。未開墾地とは、売りに出されている未開拓の土地のことで、特に今後大きな成長が予測されるマーケットにおいては非常に魅力的です。新築物件は、未開墾地と似ていますが、すでに建設されている不動産を指します。急成長を遂げているエリアでは、新築物件への投資も人気があります。

未開墾地や新築物件に馴染みのない投資家も多いようですが、こうした不動産への投資は大きな収益をもたらす可能性があります。ゼロから住宅を作るにせよ、長期的なバイ・アンド・ホールドで利益を得るにせよ、未開墾地と新築物件は、不動産投資家に対してまたとないチャンスを与えてくれるでしょう。