【価格高騰】世界一高価な不動産市場ランキングTOP3
世界の不動産市場は、毎日刻々と変化しています。リラックスできる別荘をお探しの方でも、収益性の高い賃貸物件をお探しの方でも、あるいは引っ越し先の住まいをお探しの方でも、不動産価値が高いところはどこなのかを理解することが重要でしょう。そこで今回は、世界一高価な不動産市場として選ばれた都市と、この困難な時代にも多くの買い手を引き寄せられる理由について探っていきたいと思います。では早速、ご覧ください!
モナコ(ヨーロッパ)- 5,249ドル/ft²
フランス公国のモナコが世界で最も高価な不動産市場ランキングに入ったことは、同国が長い間、世界の富裕層の遊び場とされてきたことを考えれば、さほど驚くことではありませんね。
しかし、一体どういう理由で、モナコの不動産市場はこれほどまでに高価なのでしょうか?そもそも、モナコの国土は0.8平方マイルという小さい面積で、世界一小さな国であるバチカン市国と並び称されており、その結果、高級不動産への需要が高くなっているのです。
リゾートとして人気のあるモナコに不動産を所有すれば、超高級なライフスタイルが送れることは間違いありません。その人気に伴い、もちろん住宅価格も上昇します。高級レストランやファッションブティックが軒を連ね、豪華なヨットクラブも多数あり、スポーツイベントの予定も年間ぎっしり詰まっています。というのもモナコは、地球上で唯一、富裕層のために開発された場所だからです。一年中降り注ぐ太陽の光、富裕層に優しい税金精度、フレンチリヴィエラという絶好のロケーションが、モナコの不動産価値をさらに高めています。
香港(アジア) – 4,530ドル/ft²
住宅価格の上昇率は鈍化しているものの、香港は依然として、世界で2番目に高価な不動産市場(そして最も高価な都市)です。Savillsによると、1平方フィートあたり平均4,530ドルの価値があると報告されています。しかしながら、他の都市の不動産市場はこれからどんどん拡大する一方で、中国および香港の不動産市場は、不透明な政治情勢と長引く国境規制により、下落が続くと予測されています。
わずか1,110km2の面積に750万人近くの人口が暮らす香港では、人口密度が高いことが高額な住宅価値の主な原因となっています。さらに、住宅の需要が高いにもかかわらず、新たに建設される住宅は数少なく、街中にはほとんど自然や緑が残っていません。
ニューヨーク(米国) – 2,580ドル/ft²
世界で最も高価な不動産市場ランキングに、もうひとつ意外な都市が含まれていました。そう、米国のニューヨークです。ニューヨークの不動産市場は、新型コロナウイルスでの大苦戦や供給過剰にもかかわらず、依然として強い需要があり、しかも信じられないほど住宅価格は高額です。昨年12月の時点で、1平方フィートあたりの平均価格は2,580ドルで、ここ数年見られた価格の下落に歯止めがかかっていることがわかります。
ニューヨークの不動産価格の高騰にはいくつかの要因が挙げられますが、その中でも最も顕著なのは、スペースの不足です。実質的に活用できる土地はすべて埋まっており、この都市内でもっと多くの住宅を建てるにはもう上空しか残っておらず、空域は依然として大きな需要があるようです。またSavillsは、米国内の富の増加、外国人の受け入れ再開、市民の増加もまた、不動産価値の上昇に貢献していると指摘しています。
また、建設の複雑さもさることながら、ニューヨークの不動産市場が高額であり続けるもうひとつの要因として、この大都市が誇るすばらしい魅力も挙げられるでしょう。